■サークル対抗代理戦争 対戦結果 第3幕


◆KOUSOU 第8試合
黒猫連邦 「隠れ里の同好会 代理人 創造神 中村聡
ミッドガル四日市 「THE HAREM M@STER 代理人 進藤ジャッジ

KOUSOU 第8試合。既に代理人は2順目に突入。創造神 中村聡の手には緑の大陸奥深くに集落を構えるエルフたちの隠れ里。黒猫連邦の緑単エルフデッキ。迎え撃つのは都会化しきれない田舎娘を大人の色香であざ笑うミッドガル四日市の黒青サキュバスデッキ。とがり耳シェアNO.1の座を賭けた骨肉の争いが始まった…。
 序盤、プランから『ラベンダー』『ルージュ』とテンポよく展開していく進藤ジャッジに対し、ゆっくりとしたペースで着々とエネルギーを溜め機会を伺う創造神。入っているユニットの性質を考え、無駄なプランは一切めくらない。スマッシュ値が0のルージュ進軍に対しても放置の構えを崩さない。それを警戒してか、思うように攻め入ることのできない進藤ジャッジ。もともとパワーの低いユニットが多いサキュバスたち。両端に張った『瘴気の渓谷』のサポートも心もとない。勝負が動きだしたのは中盤。ついに創造神の中央ラインに『地底の楽園』が張られる。+3000 重くのしかかるこの重圧がサキュバスたちを苦しめる。『オフィスレディ』の手腕によって手札が増えるも、中央ラインで+3000された『妖魔の剣士』が襲い掛かる。頼みの綱の『ブラック・ホール』も引くことが出来ず、『サキュバスの吐息』を重ねがけし『レディ・ローズ』を投げつけこれをなんとか排除。

YUIGON其の弐
・ドローフェイズに良いカードを引きたい
・「俺のターン!ドロー!」と声高らかに宣言しろ。その前に女共を起こす事も忘れるな。

というYUIGONに従いリリースフェイズにしっかりとサキュバスたちを揺り起こす進藤ジャッジ。しかし宣言の声の高さが足りないのか思ったような「イイ女」はドロー出来ない。力をつけたエルフの攻撃に手札のアドバンテージを失った夢魔の群れは、現れた『妖魔の王子』に次々と蹴散らされ、沈んでいった。妖艶な誘惑に負けない愛の絆が隠れ里を守りぬいたのだった……。

勝 黒猫連邦 「隠れ里の同好会」 本選出場決定
  


◆KOUSOU 第9試合
駿 「加速地雷原 代理人 南條女王陛下
Dimension Alchemist 「青赤ホリプパ・オン・ステージ!!〜アイドル進出への決意〜 代理人 細い柳の葉ムラナコ

南條女王陛下「ころころころコロボックル〜〜♪」
駿が用意したシュシュのコロボックル加速能力を活用した地雷原の迷宮入り赤緑デッキにテンションの高さを表現する南條女王陛下。対するは、そのシュシュの里親でもある細い柳の葉ムラナコ。手にしたデッキは『流氷』『歌劇場』で『ホリプパ』が踊るDimension Alchemistの青赤ホリプパデッキ。これも因果か…。

序盤に中央ラインに『地雷原の迷宮』、右ラインに『細い柳の葉シュシュ』と展開し着実に場を作る南條女王陛下。相対的に軽コストのユニットもバランスよく含まれているデッキに顔も心なしかほころんでいるような気さえする。しかし、その微笑みは直ぐにでも曇らされることになる。無慈悲にもプランから現れた『ステルス・スナイパー』で容赦なく『細い柳の葉シュシュ』を火刑に処すと翌ターン終了時に現れる『水底の歌劇場』。女王陛下の仕掛けた地雷のラインを避けるように歌劇場から溢れ出す強力ユニットたちに防戦一方の女王陛下。ぐいぐいと押し込まれアイドルになることを硬く誓った『決意のジェミニ』の前に敗北を悟るのだった……。

勝 Dimension Alchemist 「青赤ホリプパ・オン・ステージ!!〜アイドル進出への決意〜」 本選出場決定



◆KOUSOU 第10試合
スパイク・ボーイズ 「鮫ドロー 代理人 メルマガ 中の人
Capricious players 「無我の境地 代理人 プリンス斉藤

予選2順目にして、早くもリベンジのチャンス到来。初戦の失敗を教訓に、カードはしっかりと見ることを自らに架す中の人。デッキは『ギガント・ハンマーヘッド』をキーカードにドローカード満載のスパイク・ボーイズ「鮫ドロー」。対するは、既に勝った気でいるカード課きっての貴族、プリンス斉藤。デッキは『妖魔の勇者』『サンダージャッカル』に『ギガンティック・スカルドラゴン』『スパイク・ガールズ』を要するCapricious players「無我の境地」。手札を増やすか。増やすよりもさらに手札を削るのか。

序盤。『欲望の連鎖』『サイバーチェイス』で手札を整えつつ、『スパイク・ガールズ』『キューティー・バニー』『バルカン』と順調にユニットを展開するプリンス。それに対し、序盤は全くユニットを展開せず、ひたすら『バードマン・ソウル』を狙いフルタップ覚悟のプラン、『サイバー・チェイス』の使用で手札を温存する。『金のなる珊瑚』はさすがに1エネ足りずにエネルギーに埋めるものの、順調に手札を増やし8枚の手札をひらひらと仰いでみせる。この余裕のポーズが動揺をひた隠しにするブラフであると、プリンスは気がつくことなく、中央ラインに『ブラック・ホール』を展開したところから盤面は動き始める。
『ブラック・ホール』の展開にあわせ自軍エリア進軍を牽制するために『アイシクル』を展開し、にらみを効かせる中の人。無謀な進軍を嫌ったプリンスは『スパイク・ガールズ』『キューティーバニー』を中央エリアに留め置きさらにプランから自軍エリアに次々と中量ユニットを展開。自軍エリアを全て埋め、ビートダウンの準備を整える。しかし、その時既に中の人の術中に嵌っていることをプリンスは気が付いていなかった。
満を持して場に一匹目の『ギガント・ハンマーヘッド』が出る。豊富な手札、十分に溜まったエネルギー。自軍エリアを全て埋めてしまった状態では『ハンマー・ヘッド』の進軍に対し、カウンターで『妖魔の勇者』をプレイすることが出来ない。右ラインから『バニー』『バルカン』と次々と蹂躙していく『ハンマーヘッド』。能力で1万越えのパワーを持った巨大鮫はさらに左に一歩動き、プリンスの手ごまを計3体食い散らかしスマッシュを決める。鮫の恐怖におののきながらも、鮫一体に食い散らかされた場を急速に復帰していくプリンス。逆にエネルギーを使い切るリスクを犯しながらもプランから『ギガンティック・スカルドラゴン』を場に出す。
ぴくり。
中の人の頬骨が一瞬こわばる。手札破壊前にエネルギーを使いきり2体目の『ギガント・ハンマーヘッド』をプレイ。手札は今なお5枚と、十分。しかし……しかし。
手札を伏せ、動揺をこらえながらプリンスの手札破壊を待つ。カードよ透けよとばかりに視線に力を込め、プリンスが選んだカードは『ギガント・シーホース』。

-------勝負あり。

場には鮫一匹。プリンスの被スマは3。既にエネルギーは無いに等しいが鮫に押し込まれても被スマは6。返すターンで勝負は決められる。プリンスの顔に笑みがこぼれる。

互いに叫ぶ「優先権放棄!」

プリンスの計算をあざ笑うかのように勝ちを確信したのは中の人。鮫、一歩前進。止まる。

手札には、序盤のドローからずっと握り締めていた唯一無二のフィニッシャー『マーダラー・マンティス』。能力機動で羽ばたく蟷螂がプリンスの白い肌に深深とどす黒い致命傷を刻みつけいていた……。

勝 スパイク・ボーイズ 「鮫ドロー」 本選出場決定



KOUSOUが終わり、不戦勝はこのサークル抗争を巻き起こした引鉄となったサークル「ゼロハウス」のサキュバスデッキ「ファム・ファタル〜逃れられぬ運命〜」であることが決定した。またKOUSOUで敗れた10デッキの中から細く伸びた最後の希望「KUMONOITO」に引っかかったサークルは、はらわたを鮫に食い散らかれながらも、雄々しく戦ったサークルCapricious playersの「無我の境地」が選ばれた。

以下 12デッキによる本選ラウンドJINGI が行なわれることが決定した。

サークル名 デッキ名
日吉確定組 boseki風緑黒・万人向けVer
CC団 ジェネシス with 試作型 - 心の悲鳴が聞こえるか!?
じぇがじぇが! トロンボー
広島げんしけん Wrath of GodFather
HATW ドラグーン!大砲
クローバー はじめてのでぃめんしょんぜろ
古本生活 Lycanthropes 3色流氷893
黒猫連邦 隠れ里の同好会
Dimension Alchemist 青赤ホリプパ・オン・ステージ!!〜アイドル進出への決意〜
スパイク・ボーイズ 鮫ドロー
ゼロハウス ファム・ファタル〜逃れられぬ運命〜
Capricious players 無我の境地



第2幕へ 第4幕へと続く



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