ある日のディメンション・ゼロ会議
「ということで、発表会も終了し新世界の呼声も発売しました。レジェンドカードシステムなどユーザーさんからの反応も様々だと思いますが、各自気になったことを発言してもらえますか」
「はい(手を挙げる)」
「はい、メルマガ中の人。早いね。何でしょう」
「ええ、気になったことというか、この場で発言するべきことかどうか迷うのですが良いでしょうか?」
「なんでしょう遠慮するなんて君らしくない。忌憚なく発言してくれたまえ」
「そうですよ、もったい付けても意味はありません。僕らは同じディメンション・ゼロの未来を願う同志じゃないですか。」
「水くさい躊躇いはナンセンスだよ。D−0について思ったことを思いのままにフリーダムに発言するのがこの会議のレゾンテートル…あ、失礼。存在意義じゃないか」
「みなさん…すみません、では発言させて頂きます」
「うん。君の意見を聞かせてくれ」
「あの、私、ハーピーになりたいんです」
「はい?今なんと?」
「君はもう十分にHAPPYじゃないか。あんな枕に…」
「そんなん関係ねえ」
「幸せかどうかはともかく、HAPPYではなくハーピーになりたいとはどういう事かね?ことと次第によっては、しかるべきところに連れていくよ?」
「いえ、私の言い方が間違ってました。私、ハーピーデッキが組みたいんです。この大空に翼を広げ飛んでいきたいんです」
「わけわかんないこと言ってんじゃねえよ!頭にお花畑か?」
「まあまあ落ち着きたまえ。彼にも彼なりの考えあってのことだろう。じっくり話を聞こうじゃないか」
「はい!ありがとうございます。そもそもハーピーというのはですね…

    (15分経過)

  …でして、これをかの巨匠、永井豪先生が妖鳥シ」
「話を遮って済まない。そ、れ、は、要点をかいつまむとどういうことだ」
「はい。新世界の呼声が発売され種族デッキが強化されましたよね?」
「ええそうです。種族強化は新世界の呼声のテーマの一つですからね」
「実際、格段に強くなってますからね。もはやファンデッキなどと侮れるレベルじゃない」
「そうなんです。だけど、私自身今回の弾が出てからデッキを組もうと思ったんですが、種族デッキって実際どうなんですか?」
「まあ、なにをもってして種族デッキと呼ぶかは基準が曖昧ではあるけれども、トーナメントシーンに顔を出してもおかしくはない」
「ただ、必要以上に評価されてない一面があるのは事実ですね」
「ほほう。じゃあいっそのこと、各種族デッキの雛形を我々で提示してみるっていうのはどうだろう」
「いやいやそれだけじゃモノたりない。いっそユーザーから募集しては?」
「もういっそのこと、大会やりましょうよ!種族大会!」
「いいですね!それ!プレイヤーのみんなにも様々な種族デッキを作って遊んでもらいましょう!!」
「日付はどうします?」
「もうすぐ日本選手権の予選が始まるので…予選の少ないところ…あ、9/17(月・祝)はジャッジ開催日で開催大会は多くないですね」
「場所は?」
「いっそのこと、募集しませんか? 公募です公募」
「おお、それがいい。意思に賛同してくれるお店があるはずだ!」
「なんか盛り上がってきましたね」
「やはり賞金制大会以外の、ファンが喜ぶ大会をやりたいじゃないか」
「俺、サンプルデッキ、作ります!」
「調整、手伝いますよ!」
「焦るな、焦るな。ユーザーより盛り上がってどうする。ユーザーも一緒に盛り上げよう!」
「「「はい!」」」

「…ところで、どうやったら私はハーピーに…」



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