ペンギン怒涛の展開 編
共鳴の登場により序盤から豊富なユニット展開が可能になったD-0。今回は新戦力を加え、ユニットも手札も一気に展開できるようになった青の動きを紹介しよう。
■注目カード
【解説】
まず1ターン目、手札より「ペンギン・チェーン」プレイ。「ペンギン」をフリーズすることによりプランをめくり、「バードマン・ソウル」をプレイする。続く2ターン目は、手札より「家電商人スパロー・ピノ」を「ペンギン」ラインに展開する。
そして3ターン目からが本番。1ターン目から寝たままになっていた「ペンギン」を、「ピノ」移動スタック→フリーズで起こす。「ピノ」の移動が解決されたため共鳴が有効になり、「地下金庫を守る獅子」を2コストでプレイ。「獅子」の効果で山札の上から4枚を見て並び替える。そこから「ペンギン」フリーズでプランをめくり、「バードマン・ソウル」「電脳世界の冒険」で一気に手札補充。3ターン目にして充実の手札とユニットを展開できた。
【ポイント】
まず3ターン目の「ペンギン」をリリースする場面だが、「ピノ」の移動にスタックしてフリーズのコストを支払っている。このようなユニットのフリーズをコストとして支払う場合、移動宣言→スタックしてフリーズ→移動解決となれば実質ノーコストになる(移動解決時にはリリース状態で置かれるため)。
「ノヴァ・コマンド」などにも利用できる常套テクニックなので覚えておこう。
さて今回のキーカードのひとつ「ペンギン」だが、プランをめくるコストがタダになるベースだ。
その代わりこのカード自体をリリースするにはユニットをフリーズさせる必要があるが、今回のような移動スタックテクニックを使えばそこはカバーできる。移動が必須になる共鳴を多く用いたデッキならば、かなり有効に使うことができるだろう。
そして新たな共鳴ユニットである「獅子」だが、プレイ時に山札を4枚も見て並び替えるという「サイバー・チェイス」に勝るとも劣らない効果を備えている。「バードマン・ソウル」などのドロー系が充実したデッキならば、そこで一気に手札を整えられることは間違いないし、奥に潜んでいたプランジャーを掘り出したりもできる。元が5コストでありながらわずか2コストでプレイできる点も非常に優秀なので、どんどん使っていきたいユニットだ。
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