ディメンション・ゼロ、シニアアドバイザー、“池っち店長”こと池田です。
“シニアアドバイザー”とかいう、過分な称号を頂いている僕ですが(良く考えたら訳すとタダの「説教オヤジ」じゃないのか?!)、実は、このたび、その“称号”をお返ししようと思い立ちました。
理由は後述しますが、まあ何ですか、我慢の限界に来たと言いますか。
・・・そう!もう、我慢できんのです!限界なのです!
何がって?何かトラブルでもあったのかって?!
・・・いや、違います。もっと単純な話。
理由については、後ほど白状(笑)いたしましょう。
えー、ゴホン。
ついこの前にも感じますが・・もう、約4年前にもなります。
まだ、タイトルも決まっていない、
「ブロッコリーのオリジナルタイトルTCG!」
の企画に携わらせて頂き、ひとつの夢が、結実していく過程を見守らせて頂きました。
自身、濃いTCGユーザーである僕にとって、実際にTCGを作ってゆく仕事に関わらせて頂けた事は、最高の思い出となったばかりでなく、この業界に対する理解を深めるきっかけになりました。
スタッフの皆様には、語り尽くせないほどの感謝の念がございます。
それにしても・・・他でもない、ゲームとしての濃度がきわめて高く、しかも、
「賞金の出る“競技”としてきちんと運営しなければならない!」
という、とてつもなくハードルの高いコンテンツ、“ディメンション・ゼロ”に・・・・
モノづくりに関しては、しろうと同然であるこの“僕”が、スタッフとして参加できたのは、まったくもって「型破り」であったのではないか?と思います。
会議に参加しても、その中の「常識」を知らないが故に言いたい放題。
出来ること、出来ないことを深く考えず、次々と斬新(と、言うより無茶)な事を「立案」する僕には、スタッフの皆様もお困りの事だった事と思います。
まるで他人事のように言っていますが(笑)、長いお付き合いの中で、自分のそうしたスタンスを、
「池田さんはそれだからこそ、居てもらう意義がある。」
と大きく受け入れて下さった、ブロッコリー&遊宝洞スタッフの方々であったからこそ、僕も・・・文字通り「お言葉に甘え」、のびのびとお手伝いさせて頂くことが出来ました。
まだまだ若く、大きな成功例がひとつふたつしか無いTCGの世界では、何が正解で、どのような商品開発が望ましいのか、誰にもわかりません。
成功例をコピーしただけでは大きなヒットを望めないのは、どこの世界も同じ。ならば、と、
「誰もやっていない事」
に積極的に向かって行くディメンション・ゼロの開発スタンスは、僕にとっても非常にスリリングで、ご協力し甲斐のあるテーマでした。
今思えば、この僕、“池っち店長”などという、
「カードゲームそのものには詳しいが、商品開発の面では完全な素人」
の意見が求められたのは、そうした「試行錯誤」の一環であったのでは無いでしょうか。
決して、僕が優秀であったからではなく、ただ僕の声が大きく、そしてその声を拾ってみよう、という、ブロッコリーさんのチャレンジ精神があったからこその抜擢だったのだと思います。
僕にとっては、本当に幸運な事でした。
しかし、よくよく思い返せば、会議は毎回、本当に白熱したものでしたね。(笑)
机をぶっ叩いて怒鳴りながら会議するなんて、ドラマの中だけだと思ってましたよ。みんな真面目に自分なりに「良いもの」を作ろうとしてるから、お互いに「正しい!」と思える事を譲れない!
妥協も計算もなく、とことんまで議論して、どんな事でも納得いくまで決定させませんでした。
「萌えをどこまで容認するか?!」
なんて、真面目に議論するうちに、
「何をもって“萌え絵”とするか?!」
という議論に移ったりして。萌えコンテンツの大御所、ブロッコリー本社の会議室でですよ?!
私はあの時、「今ここは、世界の中心なんじゃないか?!」とか考えてしまいましたが。(笑)
閑話休題。
僕に求められた仕事は、
「一人のユーザー、そしてカードショップの視点から、D-0を良くするために必要なアイディアを、具体的に提案する」
であったと思います。
何度もお話しているうちに、D-0開発スタッフの皆さんは、僕の持つそうした視点、考え方を、驚くほどの速度で吸収力していかれました。
断言しますが、TCGユーザーや専門店の視点に対する理解度において、いまや、D-0開発スタッフに並ぶ「作り手」は、そう居ないと思います。
もう、僕が伝える事は何も無いんじゃないか?と思って、“シニアアドバイザー”の称号を返還させて頂いたのはそのためです。
もはや、僕がしゃしゃり出るのもおこがましい。
ブロッコリースタッフと、遊宝洞の方々ならば、これからも更に!完成度の高いゲームを、僕達に届けて下さることでしょう!
・・・そして何より、もう、そろそろ僕が、本当にやりたかった事をやりたいんです。
そう。僕が本当にやりたかった事。(大事な事なので二回言いました)
それは、「最高のカードゲームを真剣に遊ぶ事。」
ディメンション・ゼロに関わる、「オフィシャル側の人間」のままでは、決してできなかったこと。
もっとも近く、そして遠かった立場へ。
そうです。僕は・・・
D-0の、“プレイヤー”になるのだ。
有限会社 遊縁 代表取締役社長 カードキングダムグループ代表 池田芳正
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