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ユーザー記者 石川錬
ベスト8 佐藤由羽(神奈川) VS 浜田遼(東京)
4つあるベスト8の試合から若手対決となったこの二人のマッチアップをお届けしよう。
佐藤由羽。関東有数のチームである横浜組に属する大学生であり、「朝比奈」という名で親しまれている。
彼が昨日初のベスト8入りを決めたときチームメイト全員がまるで自分のことかのように嬉しがり、祝いの言葉を送っていたのがとても印象的であり、気になった筆者はチームの一人である下山陽平(神奈川)に話を聞くと、
下山「朝比奈(佐藤)はチーム内ではいつも一番練習してますからね。努力が報われるっていうのはホント素直に喜べますよ」
なるほど、この一言からだけでも彼がディメンション・ゼロで勝利をつかむためにしてきた並々ならぬ努力が伝わってくる。
そんな佐藤のベスト8の対戦相手となるのが
浜田遼。佐藤と同じ横浜組に属する高校生だ。
今回が2回目のベスト8進出となる彼だが、1回目は諸事情のため2日目に参加することができず不戦敗となってしまった経緯があるため、実質的には今日が初のGP2日目となる。
そんな初2日目同士となる二人に試合が始まる前にコメントを求めてみると
佐藤「いやー、ベスト8の相手がハマちゃん(浜田)でほんとよかった。若干だけど気楽にプレイができるよ」
浜田「そうだね、先週だけで何回勝負したかわかんないくらいたくさんやりあってるからね!」
やり慣れた相手なせいか両者ともに余計な気負いはなさそうだ。
手の内はお互い知り尽くしている。
二人の師匠格である下山、榎本翔太(神奈川)も真剣なおもむきで見つめる中試合が始まる。
さぁこの横浜対決を制すのはどちらか!?
Game1(佐藤:GRビート、浜田:GRビート)
じゃんけんにより先攻は浜田。
先攻がきまると「よし!」と浜田の声が。
GRのビート対決において先手という項目がどれだけ勝負において重要な要素か、というのは筆者が今更語るまでもないだろう。
両者とも1ターン目に《フレイム・フライ/III-3》スタートはでないものの、エネルギーセットは《スカラベマスター/III-1》と好調具合がうかがえる。
序盤はお互い共鳴元作り&潰しという展開。
相手の共鳴元が中央ラインに出てくれば手札orプランから即迎撃。油断すれば一瞬で勝負がついてしまう可能性が高いマッチアップな以上お互い多少エネルギーを残しながら慎重に試合を進める。
しかし佐藤の出した制限カードである《ラッパ・ドリアード/III-4》により試合の均衡が突如崩れることとなった。
浜田 手札3 スマッシュ1 (エネルギーにスカルジャイアント)
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(数字が赤色のものは佐藤のユニット)
1・・・《スカラベマスター/III-1》
2・・・《制圧戦鬼煉獄丸/III-4》
3・・・《エル・ドラード/III-3》
4・・・《ラッパ・ドリアード/III-4》
5・・・《悪戯するフェアリー/IV-1》
家・・・《精霊の迷い家/III-1》 |
佐藤 手札1 スマッシュ1 (エネルギーにスカルジャイアント)
上記の状態となり佐藤は《スカラベマスター/III-1》で2点スマッシュを放つ。(これにより浜田の被スマッシュは計3点)
このままではまずいと浜田も中央に陣取っていた《エル・ドラード/III-3》を敵軍に進め自軍に《ラッパ・ドリアード/III-4》をだし佐藤の《ラッパ・ドリアード/III-4》を踏み優位を築こうとする。
ならば少しは抵抗しとくか、と佐藤はスタックで手札から《スカーレット・シャワー/III-4》で浜田の《制圧戦鬼煉獄丸/III-4》を討ち取りにかかる。
がそこは浜田の《スカーレット・シャワー/III-4》により不発に終わる。
一見完全な損ことをしただけかのように見えるがそうではないのだ。
これにより浜田の残りエネルギーは2つ。《ラッパ・ドリアード/III-4》が踏まれるスタックで敵軍にいる《スカラベマスター/III-1》と自軍の《ラッパ・ドリアード/III-4》を破棄し《スカルジャイアント/III-3》をだすと《ラッパ・ドリアード/III-4》の効果で浜田は強制的にフルエネルギーフリーズの状態へと追いやられてしまった。
やはりこの制限カード同士のコンボは非常に凶悪であると言わざるを得ない。
佐藤「さぁ、ニトロチャンス!」
佐藤の手札は0枚。
あとはただただ祈るしかない浜田。
さぁどうなる!?
現実は非情である。とは誰の言葉であっただろうか。
佐藤はカードを引くとエネルギーをセットすることもなくそのまま2エネルギーを横にし《ニトロ・カタパルト/II-2》をプレイしあまりにもあっさりと勝負は決してしまったのだった。
佐藤1−0浜田
Game2(佐藤:UBベリアル、浜田UR灼熱王)
先攻は浜田。
浜田は1,2ターン目と軽快にベースを張り、3ターン目に《ラム酒を一杯/II-2》、4ターン目に《再改造手術/IV-1》と好調な滑り出しを見せる、佐藤は3ターン目に《益々繁盛/III-1》をプレイしドローを進める。
序盤は手札の充実化をはかる時間といったところか。
5ターン目、浜田が優先権を放棄したところから試合が動き始める。
この優先権放棄に対し佐藤は手札から《ローグ・ロングホーンビートル/III-2》をプレイする。
ならば、と浜田がプランを作成するとそこには待望の《セーブ・ポイント/III-4》が!
ベースゾーンは既に3ラインとも埋め尽くされているが、中央にあるベースを手札からの《グレネード・シューター/IV-1》の追加コストにより破棄、効果により佐藤の《ローグ・ロングホーンビートル/III-2》を焼き払いつつ《セーブ・ポイント/III-4》を設置。
これには浜田もご満悦、といったところか。
対して佐藤は苦笑いをするしかない。
安全を確保した浜田は7ターン目に満を持して《融解戦鬼灼熱王/IV-1》を《セーブ・ポイント/III-4》ラインに登場させる。
これに対しどうすることもできない佐藤はプランから《益々繁盛/III-1》で手札を増やした後、《失恋の痛み/II-1》をプレイし公開された浜田の(《融解戦鬼灼熱王/IV-1》、《ニトロ・カタパルト/II-2》、《蒼火星ハイドロパルス/IV-1》、《魔王の三角海域/II-2》×2)という手札を確認しつつ《融解戦鬼灼熱王/IV-1》を捨てさせ2体目の登場は阻止する。
しかし返しのターン、プランから《ラム酒を一杯/II-2》により3ドロー、ベース破棄して前進、スマッシュ2点
と動かれ、浜田に完全にマウントを取られてしまう。
佐藤も《ナイトベア/II-4》、《真夜中のダンスパーティー/III-1》などで対抗を試みるものの劣勢中のバウンスは時間稼ぎにしかならず、最後は《融解戦鬼灼熱王/IV-1》の対処によりエネルギーの少なくなったところを《濃霧の魔氷フォッグ/III-1》の効かない《蒼火星ハイドロパルス/IV-1》により押しきられてしまったのだった。
佐藤1−1浜田
3本目までもつれ込んだこの勝負。先攻は2本目に敗れた佐藤。両者そのことも踏まえつつA,Bどちらのデッキを出すか考える。
数分後、前に出された互いの札を表にするとそこにはふたつのAが。
こうして3本目は今大会最大勢力のGRビート同系対決となった!
Game3
先攻の佐藤が2ターン目《変炎獣ゲルハーピー/III-2》という可もなく不可もなくというスタートに対し、浜田は1ターン目、《枯れ果てた大樹/IV-1》から2ターン目《悪戯するフェアリー/IV-1》(サーチ:《スカラベマスター/III-1》)→《変炎獣ゲルハーピー/III-2》と俗に言うブン周りを見せ付ける!
先攻の利があるうちになんとかマウントを取ってアドバンテージゲームを終わらせてしまいたい佐藤は以下の盤面で少考する。
浜田 スマッシュ1(起きているエネルギーは《スカラベマスター/III-1》のみ)
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(数字が赤色のものは佐藤のユニット)
1・・・《悪戯するフェアリー/IV-1》
2・・・《兎娘キューティ・バニー/III-1》
3・・・《変炎獣ゲルハーピー/III-2》
4・・・《変炎獣ゲルハーピー/III-2》
5・・・《フレイム・フライ/III-3》 |
佐藤 スマッシュ1
考えが纏まると
佐藤「レッツゴーしまーす」
との軽快な声と共に移動コストが0である《フレイム・フライ/III-3》を2歩前へと進める。
これを通してはまずい、と浜田はバトルで《フレイム・フライ/III-3》に《スカーレット・シャワー/III-4》を打ち込みこれを回避する。
これにより浜田がフルエネルギーフリーズになり、佐藤は計画通りと言わんばかりに動く。
3の《変炎獣ゲルハーピー/III-2》を浜田の《変炎獣ゲルハーピー/III-2》がいるスクエアへ→バトルで《スカーレット・シャワー/III-4》を浜田の《変炎獣ゲルハーピー/III-2》に→《変炎獣ゲルハーピー/III-2》前進、それにスタックして自軍の中央に《制圧戦鬼煉獄丸/III-4》をプレイ→解決して浜田の《兎娘キューティ・バニー/III-1》を踏み潰す。
これにより以下のような場となった。
浜田 スマッシュ1
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(数字が赤色のものは佐藤のユニット)
1・・・《悪戯するフェアリー/IV-1》
2・・・《変炎獣ゲルハーピー/III-2》
3・・・《制圧戦鬼煉獄丸/III-4》 |
佐藤 スマッシュ1
佐藤の《変炎獣ゲルハーピー/III-2》は4500+2000ダメージ。そう簡単には処理できないはず!
と、思われたのはほんのつかの間であった。
返しのターン、浜田がプランを作成するとそこには《大巨人ゴッドファーザーJr./IV-1》が。
そして手札からは《精霊の迷い家/III-1》が・・・。
強化された《変炎獣ゲルハーピー/III-2》は精霊の恩恵を受けた大巨人にいとも簡単に踏み潰されてしまったのだった。
エネルギー数の差、盤面の共鳴元が0対2、《スカラベマスター/III-1》が無有。
こうも不利な条件がそろってしまっては如何に練習をつんだ佐藤といえどどうしようもない。
その後なんとか何回か必死の揺さぶりをかけるものの、浜田のイニシアチブを放すまいとする冷静なプレイングがすべてを断ち切り 8500の《大巨人ゴッドファーザーJr./IV-1》が4たびに渡り佐藤を殴り、息の根を止めたのだった。
佐藤1−2浜田
Result: 浜田遼 Win!
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